住民主人公の政治京都からつくろう
 私は、 主権在民を基本にした蜷川府政が大好きでした。 今のように国いいなりではなく、 府民が主人公の府政をもう1度取り戻したいと思い、 衣笠洋子さんを応援します。
 現府政は、 大企業1社に20億円の補助金を出すのに、 和装伝統産業の予算は半減して2億円ほどしか盛り込んでいないそうですね。 今、 京都の地場、 伝統産業が京都ブランドなどと言われていますが、 蜷川さんが中小零細企業を応援してきたから、 京都の老舗は生き残ってこれたのだと思います。
 商いをしていれば利益をあげなくてはいけませんが、 無駄な借金をしてまで事業を拡大しようなどとは普通は考えないでしょう。 府政では不要不急のものに予算をつぎ込み、 さらに莫大な借金までしていることに驚きます。 借金をなくして、 府民の暮らしのために使ってほしいものです。
 私は、 世界のボタンを求めてヨーロッパや東南アジアなど十数カ国を20年かけて回りましたが、 日本はお上の言うことを聞くという昔の体質が政治において根強く残っているように感じます。 衣笠さんで住民が主人公の政治を京都からつくりましょう。 そして、 がんばって仕事をしたら明日の心配をせずに生活できる社会、 そんな 「安心・安全」 の社会を願います。(「週刊しんぶん京都民報」06年4月9日付掲載)