京都食健連と新婦人府本部、BSE市民ネットワークは25日、「命を脅かす危険な米国産牛の実態!」と題する緊急学習会を京都市北区の京都市北文化会館で開き、43人が参加しました。
 内閣府「食品安全委員会」のプリオン専門調査会を傍聴・監視している市民団体「食の安全・監視市民委員会」の三宅征子さんが講演しました。
 三宅さんは、アメリカのBSE対策のずさんな実態を報告し、食肉にとどまらず牛エキスを使用した加工品の危険性も指摘。また、事態の背景にあるアメリカの政治構造にふれ、「米国産牛輸入問題は食の安全性だけでなく、政治構造を変える力につながります。消費者のネットワークを広げ、大きな運動にしよう」と呼びかけました。
 参加者らは、「米国は07年の予算でBSE検査費を従来の1割に減らしたと聞くが、日本国民をバカにした話だ」、「全頭検査が地方自治体任せになった。府民の食の安全を守る府政をつくろう」など、発言しました。
 食健連の訪米調査団の報告やBSE感染症で死亡したイギリスの少女の特集ビデオなども上映しました。