81年前の表現の自由が奪われた日、4月22日を平和への願いを込めたポスターで町を埋め尽くそう―。デザイナーや芸術系大学の学生ら13人でつくる「81年目の応答」アートプロジェクトが、治安維持法交付(1925年4月22日)の日に、平和の願いを込めたポスターを公募し、選ばれた作品を京都市内に1000枚以上張り出そうと企画しました。
 同プロジェクト呼びかけ人である沖田大介さん(25)は、「イラク派兵反対のビラを配るだけで逮捕される事件も起きている。81年前のような表現の自由を奪われる世の中にしていいのか、と多くの人に平和を考えるきっかけになればと思った」と話しています。
 ポスターは、インターネットなどを通じて募集し、25日までに学生や主婦ら17人が応募しています。3月初旬に写真家の久保田弘信さん、画家のフルイエミコさん、美術史家の大須賀潔さんが大賞を選び、4月21日の夜にいっせいに張り出す予定です。(写真=25日、西院で学生ら6人が市民にポスター貼りなどの協力を訴えました)
 同プロジェクトのメールアドレスhttp://www.geocities.jp/artproject81