日本共産党宇治市会議員団(水谷修団長)は15日、JR西日本京都支社に「奈良線についての要望書」を提出し、安全対策の強化や各駅のバリアフリーなど要望を行いました。日本共産党の穀田恵二衆院議員(代理・秘書)も同行しました。
 同議員団は、昨年末に利用者を対象にしたアンケート調査を実施し、利用者の声を中心に要望をまとめてきました。「安全な運行を保障するための人員の確保や研修体制、ATSーPの早急な設置、ホームへの非常停止ボタンやホーム要員の配置」についてJR側は「ATSーPは、2008年度設置を目途に調査に入っている」、「非常停止ボタンは、乗降客1万人以上を対象に優先的に設置した。今後も必要な対応をしたい」と回答。
 駅のバリアフリー化では、視覚障害者誘導ブロックの整備は06年度調査を実施予定。エレベーターの設置、駅改札口の拡幅などについて具体的な計画ありません。木幡駅北側踏み切りの拡幅は、「自治体と具体的な協議に入っている」と述べました。
 JR側は、安全第一と言いながら採算のとれる路線から整備するなど利益優先の姿勢が貫かれ、宇治市内各駅の具体的計画はほとんど示しませんでした。今後とも粘り強く協議を行い、安全策とバリアフリー化を要望していく予定です。(帆足慶子)