舞鶴市民病院の縮小・民営化の是非を問う住民投票条例の制定を求める署名運動に取り組んできた「住民投票を求める市民の会」(瀬尾純爾世話人)は14日、江守光起市長と藤田正一市議会議長に対し、本請求提出後、市民病院について最優先議題として議会で議論するよう要請しました。あわせて市民病院設置条例の改定や指定管理者の決定などを先行して審議することがないよう求める要請書を提出しました。
 同会は要請の理由として、▽「縮小・民間委託」方針は市長の独断専行であり、「市民病院の基本的な方向性を検討する場を設け」るという市長の約束も実行されていない▽「住民投票条例制定の請求」に基づく条例審議より前に、市民病院設置条例の改定や指定管理者の決定などは民主的ルールの逸脱である▽市民の大切な財産を民間に渡すにあたっては、市民の声を聞くのが当然であり、市民投票によって決めるべきこと、としています。
 提出には、同会世話人の瀬尾純爾氏らが行いました。(S)