第2回京都保育所給食まつり(同実行委員会)が29日、「大事にしたいね。食べること。給食室はおいしいものの宝箱」をテーマに京都市中京区の京都三条会商店街でおこなわれ、親子づれで賑わいました。
 同まつりは、政府がすすめようとしている、調理室のない保育所の設置や給食の外部搬入を認める動きに反対し、子どもの成長と子育てを支えている保育所給食を広く市民に知ってもらおうと開いたもの。
 25カ園から出されたおやつや惣菜36品の試食に、参加者らは舌鼓を打っていました。
 5・3歳と9カ月の3人の子どもを連れて参加した白川とし子さん(37)は、「3人三様で食には苦労しますが、子どもにはたくさんの食材を体験してほしい。家での食事の参考にしたい」と話していました。
 兼田祐子実行委員長は、保育所の給食について、「体や味覚を育てることと同時に、子どもの苦手な食べ物への気持ちを受け止めたり、上手に箸が使えるように食材を工夫したり、子どもの気持ちを汲むことを大切しています。外部搬入ではできない良さをアピールしたい」と語っていました。
 試食のほか、離乳食の展示や紙芝居なども行われ、試食メニューのレシピ集300冊は約1時間でなくなりました。