相楽郡の木津、加茂、山城3町による法定合併協議会が4月の調印を狙って協議を進めている問題で、木津町の住民らでつくる「みんなで住民投票を実現する会」が14日、住民投票条例の制定を求める直接請求の署名活動をスタートしました。
 15日に同町いずみホールで開いた「『勝手に決めないで三町合併』のつどい」には145人が参加。請求代表者を務める会のメンバーがこの間の経過や議会の様子を報告し、署名収集を大規模に進めようと提起しました。また、長野県の田中康夫知事のビデオレターが紹介され、同知事は、合併して大変な問題が起きている事例と合併せずにがんばっている自治体の事例を対比させ、「私は、できるなら合併しない方がよいと主張しています。木津町の住民のみなさんが自分たちのまちをより充実してくださることを願います」と語りました。
 参加した住民からは、「自分の住んでいるまちの将来を一部の人たちだけが決めてしまうのはおかしいと参加した。受任者としてがんばりたい」「住民が合併の是非を判断することができるような情報を知らせる集会やつどいをこれからも開いてほしい」などの意見や質問が出されました。
 署名を集める受任者の登録を約60人が行い、署名活動の期限となる2月13日までに1万人の署名を集める決意を固めあいました。