京都の経済4団体の新春年賀交歓会が5日、京都市中京区内のホテルで開かれ、村田純一・京都商工会議所会頭は「昨夏以降経済が回復している。久しぶりに明るい正月になった」と景気回復を強調しましたが、出席した中小企業経営者からは「景気回復の実感などない」など厳しい声が出されました。
 京都商工会議所、京都経営者協会、京都経済同友会、京都工業会の主催。各団体のトップや府内の経営者ら約1400人が出席しました。村田会頭はあいさつで「景気回復」を強調しましたが、七条通で小売業を営む経営者は「良くなったというが、商店街の賑わいは年々落ち込んでいる」とのべ、インテリア製品製造卸(伏見区)の経営者は「『景気回復』と喜んでいるのは一握りの大企業だけ。われわれ中小零細企業にそんな実感はまったくない」と話しました。