帝国データバンク京都支店が5日発表した、9月度の府内企業倒産件数は28件(負債総額52億5600万円)で、件数・負債額とも前月から増加しました。
 前月から、倒産件数は16.7%(2件)、負債総額は72.8%(22億1400万円)増加しました。
 倒産の主要因は「景気変動」が26件で構成比は92.8%。資本金別では個人経営の倒産が42.9%(12件)。業種別では「建設」が25.0%(7件)で最多発となっています。
 同支店は、全国の倒産件数が8月までに2カ月連続過去最多を行進しているとして、「(来年3月末の金融円滑化法)終了後を見据えた動きが活発となっている証でもある。業績改善の見通しが立たない先の破たんが増加することが予想され、倒産件数は確実に増える」としています。