手づくりマスク 生活困窮者の支援に取り組む「反貧困・青年学生ボランティア」は23日、JR京都駅での定例の炊き出しで、新型インフルエンザの情報と手づくりマスクを配りました。
 マスクが不足しているなか、スタッフらは、新潟県の病院がインターネットで紹介しているキッチンぺーパーと輪ゴムで簡単にできる手づくりマスクを作り、ホームレスの人たちに手渡しました。「何でできているの」「マスクは1つ持っているが余分にあれば助かる」などと話題になりました。
 また、発熱したときの対処法について、スタッフが保健所に問い合わせた内容をビラにして提供。お金がなくて電話ができない場合、保健所に行けば相談に乗ってくれることや、保険証がなくても医療券を利用して発熱外来が設置されている病院を受診できることなどを知らせました。中京、下京両保健所の所在地の地図も記載しました。
 ホームレスの男性(58)は、「区役所にインフルエンザの情報が張り出してあったがちゃんと見ていない。医療券で診てもらえるんやな。ありがとう」と話しました。