立命館大学の民青同盟は20日、衣笠キャンパス(京都市北区)で「日本の高学費解決のための展望を語り合うシンポジウム」を開催し、学生50人が参加しました。この企画に向けて毎日昼休みに宣伝が行われ、210人から学費一言カードを集めました。シンポジストは日本共産党の井上哲士参院議員、京都府学連の佐伯宗信委員長、立命大の小堀眞裕教授。
 井上議員は国公立大の授業料免除の拡大や私大生への直接助成などを掲げた党の学費提言を紹介し、「OECD加盟国で授業料がない国は約半分。高等教育の無償化が世界の流れだ。(党の学費提言は)全部やっても1900億円。イージス艦1つで1500億円だから大変安い。政府がその気になれば抜本的な教育予算の増額はできる」と語りました。
 佐伯氏は学費に対する学生の声を紹介し、「学費に苦しむ学生を1人でも多く減らしたい」、小堀氏は20年前の学生生活と現在を比較を示し、「仕送りなど学生の収入は減っている一方で支出は増えている。20年前より学生の生活は苦しい」とそれぞれ話しました。(山手四郎)