後期高齢者医療制度廃止をめざす街頭リレートークが11日、府下一斉に行われました。京都市伏見区では、「後期高齢者医療制度廃止伏見連絡会」が午前中に醍醐地域、午後からは東大手筋で行いました。東大手筋には約25人が参加し、差別的な医療に囲い込む後期高齢者医療制度は廃止しかないとリレートークで訴え、署名を呼びかけました。
 伏見民商の野中鉄夫さんは、「お年寄りを切り捨てるような制度はなくすしかありません。空前の利益を上げている財界は、社会保障を国民負担の消費税大幅増税でと政府に迫っていますが、ほんとにひどい」と切々と訴えました。
 買い物客や帰宅途中の通勤者が、次々に署名に応じ、「もうすぐ75歳。私たちの行く末がこんな制度では不安いっぱいです」、「お婆ちゃんがいるんだけどホント困ってます」(20代の女性)と訴えました。また「同居はしていないが両親とも後期高齢者で、とても心配してます。署名させてください」と駆け寄るサラリーマンもありました。
 野党4党が共同して廃止法案を国会に提出したので、同連絡会が地元選出の民主党、社民党、共産党に街頭宣伝と署名活動の取り組みを要請し、共産党が参加しました。「民主や社民は一体何考えてるのやろ」という批判の声もでていました。
 共産党は府会、市会議員などがチラシ配布や署名活動を応援、3区代表の石村和子さんは短時間のリレートークで国会で充分議論を尽くして断固廃止しようと訴えました。(仲野良典)