「夜間定時制高校の存続を求める洛陽定時制の会」は、07年度の洛陽定時制の募集停止と夜間定時制高校の募集削減に対して抗議するつどいを9日、上京区で開きました。
 京都府・市両教育委員会が8月25日に発表した07年度の公立高校の募集定員で、京都市内の夜間定時制は、洛陽工業高校の募集を停止し、伏見工業高校と桃山高校普通科の半減で、06年度の計580人から450人に130人減らしました。つどいはこれにたいする抗議と在校生の教育条件の保障を願って開かれたものです。
 同「会」が昨秋、夜間定時制の存続を求め1万人を超える署名を京都市に提出したこと、今後の定時制高校がどのようになるのかなどを報告し、交流。洛陽工業高校の在校生からは「(学校からも教育委からも)正式な説明はない。学校がなくなる前に生徒の意見を聞いて欲しい」というメッセージが寄せられ、「夜間定時制は、昼間に通えない子どもの教育の保障の場。教育の機会均等が問われる問題だ」などの発言がありました。
 最後に、同校定時制の募集停止撤回と夜間定時制高校の募集定員削減の再考を求める声明を確認しました。