マーチで気候危機打開を訴える参加者(10月7日、京都市内)

 みんなで変える! ここから変える気候危機─「Fridays For Future Kyoto」(FFF京都)は10月7日、「あなたと999人の気候マーチ」を行い、学生や若者、家族連れら230人余りが、東山区の円山公園から京都市役所(中京区)まで手書きのボードを掲げてアピール。飛び入り参加する若者もいました。

 円山公園のラジオ塔前で行われた集会では、FFF京都の共同代表を務める大学生の進藤天真さん(21)と松田のぞみさん(21)が、「気候危機は〝危機〟だとシンプルに声を上げたい。次の世代に未来を残すため、楽しく参加していこう」(進藤)、「私自身が環境負荷をかける加害者ではないかと考えると怖くなる。命の危機でなく、生きられる環境を求めていきたい」(松田)とあいさつ。

 気候ネットワークの田中十紀恵さんは、産業革命以前を基準として平均気温が1・5度上昇すれば、気候変動が一気に進み、後戻りできなくなる可能性があるとして「人間がつくり出した危機は人間が止められるはず。つながりを強め、声を上げよう」と呼びかけました。

 ハッピーアースデイ大阪で活動している渡辺晏子さんは、「大災害のたびに気候危機を感じ、不安感が募った。気候マーチは一番共感できる場所」とエール。開智国際大学で講師を務める西山渓さんは、FFF京都がアピール行動を通じて仲間を広げていることに共感し、「気候危機は僕らの問題。一緒に歩みたい」と話しました。

学生や家族連れなど230人が参加しました