女性の権利向上、前進に向けて行動する「国際女性デー」の3月8日、京都の労働組合や女性団体らでつくる「3・8国際女性デー京都実行委員会」が、「大軍拡より いのち・くらし第一に」と京都市内でアピール宣伝を行いました。

 ミモザの花やメッセージボードを手に、約40人の女性が参加。5人がリレースピーチで、物価高騰による暮らしの影響やケア労働の現場の実態などを訴え、平和とジェンダー平等の実現をめざし、世界の女性と連帯しようと呼びかけました。

 新婦人京都府本部の魚山栄子会長は、岸田内閣が閣議決定した「安保3文書」に基づき、米国の起こす戦争に自衛隊が巻き込まれる危険な状況を想定した軍事拡大や合同演習が進められていると指摘。軍事費を5年間で総額43兆円と想定している点について、軍事に使うお金があるのなら、学校給食費の無償化(4800億円)や、全年金受給者に年間12万円の追加支給(4兆8000億円)をと訴え、「女性たちが手をつなぎ、軍拡、戦争する国は許さないとの声を広げていきましょう」と話しました。