「未来守ろう」「NO石炭」――「世界気候アクション」に連帯して、京都の学生らでつくる「Fridays For Future Kyoto」(FFF京都)は3月25日、京都市内で気候マーチに取り組みました。京都市役所前での集会後、河原町通などを親子連れら70人が歩き、手製のプラカードや横断幕でアピールしました。

 市役所前の集会では、高校生や大学生ら5人が日本の温室効果ガスの削減目標に失望したなどと発言。高校2年生の女性は、グレタ・トゥンベリさんが環境活動家として大人世代に憤る姿を見て、「私も気候危機をなかった事にはしたくない」と訴え。国際環境NGO「350Japan」で働く伊与田昌慶さん(35)は、ロシアによるウクライナ侵略を契機に、ロシアの石炭や天然ガスが同国の経済を支えていることが浮き彫りになったと述べ、「戦争を一日も早く止めること、そして化石燃料からの脱却を早く進めることが地球の未来につながる」と訴えました。

 大学生(20)の女性は、「私たちは気候危機を止められる最後の世代。マーチで少しでも多くの人に知ってほしい」と語りました。

 気候マーチを呼びかけ人の、進藤天真さん(19)=大学1回生=は「気候危機打開を目指す行動にいろんな人が参加することで公正な社会の実現につながる。アクションを継続していきたい。一緒に進もう」と呼びかけました。

 7歳と10歳の娘と参加した女性(40)は、「台風や水害、雪害など自然災害の規模が大きくなり、頻度も増しています。自分も何かしたいと思い参加しました」と話していました。