京都教職員組合女性部は1月6日、清水寺(京都市東山区)で今年初の「6・9行動」に取り組みました。同行動は52年目を迎え、この日で1315回目となりました。

 行動には退職教員や被爆者、京都原水協、宗平協、新婦人のメンバーら約20人が参加し、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名と被爆者救援カンパの協力を参拝者に呼びかけました。

 今年は、核兵器禁止条約の発効から1年を迎え、第1回締約国会議が3月に予定されています。

 同女性部長の竹中尚子さんは、核兵器を保有する米国、英国、フランス、中国、ロシアの五カ国が出した共同声明(4日)の話題でこの日、高校生と対話になり、署名にも応じてくれたと述べ、「核兵器をなくす運動の到達は、この長い年月の取り組みによるものだと確信しています。行動を続けることが大事」と話していました。

 被爆者の花垣ルミさんは、「岸田文雄首相が広島出身(父親)を意識するのなら、核兵器禁止条約への参加を決断するべき」と語っていました。

 同日は、青空の広がる穏やかな天候に恵まれ、署名に応じる親子連れや、「改憲の動きも危険ですね。ともに頑張りましょう」と激励する東京からの観光客の姿がありました。