エアコン

 異常な猛暑で、今年も熱中症による命の危険があることから、京都民医連は「在宅高齢者の熱中症予防のための訪問調査」に取り組みました。その結果、エアコン未設置(故障中を含む)世帯が16%、エアコンの使用時間が2時間未満の世帯が26%にのぼることが判明しました。

 調査は7月の1カ月間に実施。患者や介護利用者、「健康友の会」会員、地域住民などの中から高齢者を対象に、職員が訪問して412件の回答を得ました。昨年から始めた調査で、前回の回答件数63件を大きく上回る結果となりました。

 聞き取ったのは、エアコンの「設置の有無」や「使用時間」、「エアコンを設置していない、または使用時間が2時間未満の理由」などです。結果の概要によると、使用時間で一番多かったのは「2時間未満」で25・9%となりました。エアコンの使用を控えている理由の1位は、「暑いと感じない」で42・9%、次いで「もったいない」などの「経済的な理由」が30・6%となりました。

 調査の責任者、京都民医連事務局次長の国井琢磨さんは「高齢者は暑さを我慢する傾向にあります。また、機器の操作が苦手で、適切な温度設定ができない場合もあります。中には、経済的な問題が背景にある場合など、お年寄りの生活状況がリアルに見えてきました」と言います。

 その上で、エアコンを使用しないまま放置すれば危険な状態になりかねない場合もあり、「定期訪問や地域での見守りの必要性が浮き彫りになっています。今後、結果を詳細に分析し、必要な対策を具体的に提起できれば」と話しています。