京丹後市経ヶ岬の米軍レーダー基地について、府総務調整課は24日、早ければ今週中に本格運用が開始されると公表しました。日本共産党府議団(前窪義由紀団長、11人)は同日、「地元住民や府民、日本国民の強い反対の声を踏みにじるものであり、断じて許されない」として抗議声明を発表しました。
 府によると、運用開始に向けた点検作業などの準備が、早ければ今週中にも完了し、運用が開始されます。また、運用開始当日に防衛省・近畿中部防衛局から府にあらためて連絡が入るとしています。
 声明では、23日に同市で「京都に米軍基地いらない」と訴える集会が開かれ、850人が集まったことや、安倍政権による集団的自衛権行使の「最前線基地」となる同基地の建設に関連し、騒音問題や米軍関係者による交通事故の発生などの問題が山積し、住民生活が大きく損なわれていると指摘。住生活への影響や不安を無視し、基地建設に全面的に協力してきた府の姿勢に強く抗議し、「今後も京都から基地を撤去するために協同の輪を広げたたかいぬく」と訴えています。