伏見はたらく仲間の会 伏見区で働く者で「日本で一番働きやすい京都をつくろう」と2日、「伏見はたらく仲間の会」が再スタートしました。同会は首長選挙時に再開される「伏見はたらく仲間の会(伏見労組・労働者連絡会)」で、今春は春闘の一環として知事選にむけて再開総会と事務所開きが開催されました。地区労加盟労組だけでなく連合系有志や未組織労働者など伏見で働き暮らす多くの人たちに参加・支持・共同を広げていこうという幅広い会です。
 午前中は「いのち輝け ねがいのフェス&パレ in ふしみ」が伏見公園で開催され、午前午後の連続参加となりました。再開総会は京法労の三浦博志さんの司会で、京都総評の辻昌秀副議長が春闘・知事選をめぐる情勢報告を兼ねてあいさつ。辻氏は「自公が核になっている活力の会ですが民主などとの関わりなど矛盾を抱えている。府政では歴代の知事が長田野の工業団地や綾部工業団地などに大阪東京の企業をいくら誘致しても、正規労働者ですら平均賃金が300万円と低迷しておりぎりぎりの生活を強いられているにもかかわらず、府政が積極的に施策を推進しなければならないのに、山田知事は労使が解決すべき問題と言い逃れしている。また非正規労働者の比率きわめて高率で、若年労働者がひどい状態であり府政を変換しなければならない」
と春闘と統一して闘おうと訴えました。
 尾崎望知事候補からメッセージが寄せられ「多くの国民の困難の大もとが国のひどい政治にある以上、より根本的な解決は、国政の変革にあります。しかし、こうした困難な状況であるからこそ、地方自治体とその長の姿勢が鋭く問われています。いまこそ、京都から「世直し」、ご一緒に声をあげ、京都府政と日本の政治を国民の手にとりもどそうではありませんか」と激励と訴えが披露されました。
 香川裕一事務局長が会の目標と体制、行動提起を行い、拍手で確認しました。京建労代表や全印総連有志から報告がありました。交流会では各単組代表や有志、賛同する個人など全員発言があり、桜茶で乾杯し、お互い頑張って勝利しようと誓い合いました。(仲野良典)