年金引き下げ抗議宣伝 2014年度の予算案を安倍自公政府が閣議決定した翌25日は、京都北野天神の「終い天神」。年金者組合京都府本部は年金引き下げに抗議する宣伝、署名活動を行いました。市内北部の年金者組合各支部では生存権保障が憲法25条に明記されているのにちなんで、毎月の天神市で取り組んでいるものです。
 府本部の山崎彰委員長は、「力のある者がますます肥えて、我々一般庶民はますます生活困窮に追い込まれる」と訴え。24日に安倍政府が国民に大きな負担増を課す一方、軍事費や大企業などには大判振る舞いの予算案について、「多くに国民が安倍暴走と受けとめています。消費税増税、年金連続削減、後期高齢者医療保険料のアップ、生活保護削減、厚生年金保険料UPなど高齢者にとっては最悪の予算案で高齢者は怒り心頭です」と話しました。
 同組合中京区支部の尾崎要支部長は、「1昨日は天皇陛下の誕生日で一番印象が残っているのは第2次世界大戦で多くの国民が苦難にさらされて現在の平和憲法が出来たと言う主旨のことを言われていましたが、戦争をくぐってきた私も同感です。だのに安倍さん憲法に逆行し戦争できる日本にしようとしている、あの軍事費の膨張はなんですか、5兆円も、ほんとに許せない」と語気を強めます。さらに「ウチの家内が後期高齢者医療保険適用になりましたが、国保料は1世帯払いで月約20万円チョット。でも後期高齢者医療保険料は1人ひとり別々に取られるんですよ。まったく命とくらしを奪うむちゃくちゃな制度は早く廃止してほしい」と切実に訴えました。
 行動には各支部から約10人が参道前に立ってマイクで訴え、チラシ配布と署名を呼びかけました。参拝者はポケットから手を出して「年金引き下げ不当」などのチラシを受け取る人や、同感だと熱心に話し込む人も多く、暴走する安倍政権への失望や憤りを市民が持っていると感じられました。(仲野良典)