壬生京極商店街会長・小野正喜さん

 消費税増税の中止を求める府議会への請願に参加しました。増税はやめてほしいですね。
 不景気と高齢化・後継者不足など、商店街は厳しい状況です。アベノミクスなんて言いますが、良い影響はまったく及んでいません。うちの商店街は住宅地に隣接しているため、商店が廃業すると、シャッター街にならず住宅に変わり、街並みが変わってきています。
 こうした状態で消費税が10%になったら、本当に商品に増税分を転嫁できるのか、売上が落ちないのかなど、不安がたくさんあります。
 増税でなく、税金のムダ遣いをやめてほしい。大手・大企業の大型開発にはお金を出すのに、商店街への補助は増えません。例えば車椅子で商店に入りやすくするとか、商店街の街並みを維持して観光客を誘致するための補助など、商店街と地域のために税金を使ってほしいと思います。
 大手のばかりでなく、商店街や庶民の思いを大事にしてくれる政治に変えてほしいですね。(「週刊しんぶん京都民報」2013年7月7日付掲載)