日本共産党演説会 参院選勝利をめざす日本共産党演説会が24日、京田辺市内で開かれ、同市内や井手町、宇治田原町から約100人が参加しました。
 倉林明子参院京都選挙区候補は、安倍首相がTPP参加表明をした日米首脳会談にふれ、「この首脳会談は京都へとんでもないオマケをもたらした。米軍による京丹後市へのXバンドレーダーの配備です。京都をアメリカの戦争に巻き込むとんでもない話。撤回せよという声を、そして沖縄の米軍基地撤去、オスプレイの配備撤回など米軍はいらないという声を京都から上げよう。TPP反対、原発廃炉の声を国会に届けるために、参院選では日本共産党を大きく伸ばして私も国会へ送って欲しい」と力を込めて訴えました。
 井上哲士参院議員・参院国会対策委員長(比例代表候補)が「今日はこの会場で5カ所目の訴え。参院選勝利に向けて全国を駆け回っている。この間8人の首相と国会で議論してきた。今度も必ず国会へ送って欲しい」と呼びかけました。そして、安倍内閣の暴走に立ち向かっているのが日本共産党だとのべ、TPP交渉参加での自民党の公約違反をきびしく批判。福島第1原発での停電事故に関連して「東京電力は2年前の事故から何の反省もしてないということだ。ネズミ1匹でも大丈夫でないのにどうして地震や津波に大丈夫と言えるのか。新たな再稼動などとんでもない」と指摘しました。TPPでも原発でも、安倍内閣の暴走にまったをかけ国民の声で政治を動かしつつあるとのべ、労働者の賃上げの提起が国会の焦点になっていることなどを論戦や新聞報道も示して国会論戦を紹介。「本腰を入れて、非正規雇用の人も含めた働く皆さんの賃金引上げへ、雇用は正社員が当たり前のルールを作るためにも日本共産党を躍進させて欲しい」と訴えました。
 井手町と京田辺市の男性が日本共産党への期待を述べ、「今でも高齢化などで耕作放棄地が増えているのにTPPで安い農産物が入ってきたら荒れた田んぼがますます増える。そんなことで食料自給率をあげることができるのか。自民党もTPP反対と言っていたのにあてにならない。一貫して反対してくれる日本共産党が大好きだ」(井手町の農家)と話しました。
 京田辺市などで放射能測定をはじめ脱原発の運動に取り組む男性からは、「私は元気象庁の職員です。気象庁の業務を定めた気象業務法ではその第1条で、気象庁の活動の基本は気象予測を通じて災害予防、交通安全、産業発展など国民の福祉の向上に取り組むことだと明記している。しかし福島原発事故で明らかになったように、原発はこの精神にそむくものだ。日本共産党に大躍進してもらい、原発推進勢力の野望を打ち砕いて欲しい」と訴えました。(青木綱次郎)