保育所民間移管中止要望書提出 京都市営保育所の保護者や保育士らでつくる「京都こども未来ネット」が17日、市営保育所の民間移管計画について「保護者合意のない民営化中止を」求める要望書を3799人分の署名を添えて市に提出しました。
 市は昨年5月、室町(上京区)、朱雀(中京区)、船岡(北区)の3つの乳児保育所と南区の一部保育所を民間に移管する「基本方針」を決定。昨年末には○2014年度から室町を社会福祉法人熊千代会(西京区)に、朱雀を宗教法人竹林会(中京区)に○南区は九条と吉祥院の2保育所を15年度から―移管することを決めました。
 要望書では、「民間移管は保育内容の変更であり、入所児童への影響も大きい問題なのに、市は保護者への説明責任を十分に果たしていない」と指摘。このままでは「将来に禍根を残す」としています。
 この日の提出には、子ども連れの保護者ら8人が参加。「方針決定から1年も経たないうちに移管先を決めて具体化するなど、あまりに強引すぎる」などと訴えました。