右京原発ゼロネットワーク 原発ドキュメンタリー映画「バベルの塔」の続集「ソドムの嘘ゴモラの呪縛」(監督:高垣博也)が完成し1日、中京区の中京いきいき市民活動センターで京都初の上映試写会が開かれ、50人が参加しました。右京革新懇・京都映画人9条の会・右京原発ゼロネットワークの共催。
 「ソドムの嘘 ゴモラの呪縛」は7月1日のおおい町から始まります。「再稼働はまだ止められる」と、本気であきらめていない人たちの「日本でいちばん熱い場所」で35時間太鼓をたたく若者、「再稼働反対」と1人ひとりが自由な表現で訴える人、そして京都の関電京都支店前の抗議行動など、全国に広がる「原発ゼロ」の運動が映し出されます。福島県いわき市、郡山市、東京都、仙台市…原発事故のあと体調不良などが続々と語られ、若者にも突然死が増えており、死亡者数が原発事故前より全体に断然増えているとか。知らされていない現実が、多くの証言で見る人に訴えかけてきます。
 「ストップ・ザ・もんじゅ」代表の池島芙紀子さんは「相次ぐトラブルで運転停止中の高速増殖原型炉『もんじゅ』を運転させたい」との動きに、「長く止めていたものを動かすというだけでもキケンなこと」「次の事故があれば、日本は終わる」「1人ひとりができることはたくさんあります」と30年以上この運動にかかわって来た経験から訴えます。
 右京原発ゼロネットワークは来年1月26日(土)には、右京ふれあい文化会館で『ソドムの嘘 ゴモラの呪縛』上映と、「ガレキはなぜ問題なのか?」熊本一規さん(明治学院大学教授)の講演のつどいを行います。1000円(前売り800円)、高校生、障がい者500円、中学生以下無料。問い合わせ先はTEL090・2280・9450。(事務局・山﨑依子)