総選挙が4日公示(16日投開票)されます。60年続いた「自民党型政治」のゆがみを断ち切り、「国民が主人公の新しい日本を」と訴える日本共産党に期待が高まっています。各界各層の声を紹介します。

即時原発廃止必ず

 嵐山で大飯原発再稼働反対・脱原発を訴えたデモを7月から4回行ってきました。ツイッターやフェイスブックで呼びかけ、約20人から60人が集まります。商店街の店主や人力車のお兄さんからも「頑張れ」と声がかかるようになりました。
 26年前のチェルノブイリ原発事故で放射能の恐ろしさを学びましたが、継続的な行動はしませんでした。3・11の事故が起きた時、どうしてあの時にもっと動かなかったのかと悔やみました。「今動かないでどうする」とスイッチが入りました。療養中の家族を抱えながらの生活で自分にできることは、自宅から近い観光地・嵐山での行動でした。世界から観光客が来てくれるここでこそアピールできると思いました。
 今回の総選挙は脱原発へ政治を切り替えられるかどうかの大事な選択です。自民、公明、民主、維新の会は原発推進派。この候補者を落とすためには、即時原発廃止を政策に掲げる共産党が伸びないとだめなんです。市民運動の広がりは希望の始まりです。震災がれきの広域処理には反対ですが、今回は共産党にも頑張ってほしいです。(「週刊しんぶん京都民報」2012年12月2日付掲載)