能塚耐子 12月2日告示、9日投票の宇治市長選に向けて、日本共産党も加わる「市民が主人公の21世紀宇治を創るネットワーク」(21宇治市民ネット、山崎彰代表)は2日、候補者として能塚耐子氏(67)・社会福祉法人栗隈福祉会理事長を擁立すると発表しました。
 会見で能塚氏は、同会が取り組んでいる市民アンケートから「夏冬のボーナスがなくなりました。子ども2人は学校にお金がかかる年齢なので、暗い顔になって笑っていられません」「保育所に入れず、待機となっています」「宇治市が子どもの医療費助成が府南部で最低と知ってショック」などの声を紹介し、府内最多比率の保育園待機児童問題や老朽化した小中学校施設、近隣自治体と比べて低い子どもの医療費助成などに取り組みたいととのべ、「『子育て日本一の宇治』にしたい」と決意を語りました。
 また、同市が独自の高齢者施策である敬老祝金などを廃止した問題にふれ、「市政に福祉の心がない。暮らし、福祉の政策を研究していきたい」と語りました。

 【能塚氏の略歴】 のうづか・たえこ 1945年生まれ。京都府立大学卒。京都市内でメディカルケースワーカー、保育士など務めた後、くりくま保育園主任、同園長など歴任。現在、社会福祉法人栗隈福祉会理事長、社会福祉法人保健福祉の会監事、やましろ健康医療生協理事、京都保育運動連絡会副会長。