原発最稼働停止声明提出 さまざまな市民運動を展開する162団体と、個人603人が17日、大飯原発3、4号機の即時停止を求める声明を発表し、府と京都市へ申し入れました。府内の「使い捨て時代を考える会」や「新日本婦人の会京都府本部」など、全国各地の団体や個人が参加しています。
 声明文では、多くの住民や自治体が反対する中、大飯原発3、4号機を再稼働したことを批判。原発再稼働なしでも今年夏の電力供給に余裕があったこと、大飯原発の免震棟やフィルター付きベント設置など安全対策が実施されていない状況、同原発直下に活断層がある可能性が指摘されていることなどをあげ、「ただちに運転を停止すべき」としています。
 声明を発表したメンバーらは、府や京都市、関西広域連合に参加する自治体、関西電力、電力会社株を多く保有する日本生命などに、声明の趣旨に沿って稼働停止するよう申し入れるとしています。
 同日、京都府庁でメンバーらが記者会見を行い、「活断層の解明や安全対策ができていないのに稼働を続けるのはおかしい」「自治体はこの声明を受け止め、国と関西電力へ稼働停止するよう求めてほしい」と述べました。その後府知事あてに運転停止を求める要望書を提出し、防災・原子力安全課が対応しました。