20121013-02.jpg 労働組合や市民団体でつくる「原発ゼロをめざす京都ネットワーク」は11日、山田知事対して関西電力大飯原発の即時停止を要請する申し入れを行い、府庁周辺でデモや街頭演説会を開きました。
 行動には約200人が参加。京都市上京区の府庁東門前で行われたデモに先立つ街頭演説会では、同ネット代表世話人の宗川吉汪氏(日本科学者会議京都支部事務局長)が「国民は原発ゼロを求める中、政府や関西電力は再稼働・原発推進を強行しています。せめて知事は大飯原発の即時停止を求めるべき。再生可能エネルギーを広げ、原発に依存しない社会にすべきです」と訴えました。
 「大飯原発運転差し止め訴訟」について自由法曹団の弁護士が訴訟への参加を呼びかけ、京都自治労連、新婦人、京都総評、日本共産党の馬場紘平府議らが大飯原発停止・原発ゼロ実現へ訴えました。
 参加者は、「ストップ! 大飯原発」「今すぐ! 原発ゼロ」と声を上げながら、府庁周囲をデモ行進しました。
 知事への申し入れでは、▽原発がなくても電力が足りていた電気需要実態をふまえ、大飯原発3・4号機の即時停止を関電と政府に求める▽他の原発の再稼働を行わないよう関電と政府、関係機関へ働きかける▽国民世論にそって「原発ゼロ」を掲げ、自然・再生エネルギーへの転換を府の基本方針とし、開発をすすめる自治体への支援を強める―などを求めています。