暮らしを守る市民集会 社会保障費250億円の削減を掲げた京都市「行革」計画(京プラン)に反対し、運動を広げようと「京プランに異議あり! 暮らしを守る市民集会」(実行委員会主催)が13日、京都市中京区のハートピア京都で開かれ、220人が参加しました。
 同プラン(実施期間12~15年度)は、自治体を「経営体」と位置づけるとともに(1)市立保育所の民間移管による保育の公的責任の放棄など65項目250億円の経費削減(2)消防職員を始め690人の人員カット―を掲げています。
 市職労の小林竜雄委員長があいさつし、「同プランは自治体を企業に見立て、新自由主義路線を行政に持ち込むものだ。自治体労働者として、市民の暮らしを守るたたかいを大いに広げていこう」と呼びかけました。
 日本共産党の井坂博文市議が報告し、「同プランの経費削減はあらゆる分野に及び、市民生活は破壊される。暮らしを守る行政から経営体へと自治体を変質させる計画だ」と批判しました。
 各団体・分野の代表が発言に立ち、同プランの問題点を告発。市立保育園保護者は「市立保育所民間移管ありきで、市は保護者の声を聞こうともしない」と訴え、新婦人京都府本部の代表は「子どもの医療費無料化で府の制度に上乗せしていないのは京都市だけ。その一方で、京プランで学童う歯(虫歯)無料化制度を見直そうとしている。本当に許せない」と批判しました。