北泉通拡張計画凍結要望署名 京都市が進める左京区の北泉通(京都工芸繊維大学~川端通)の拡幅と高野川間の架橋計画について、地元住民団体は24日、「地元住民合意がないままの工事着工は認められない」として「計画の凍結」を求める3711人の要望署名を門川市長あてに提出しました。
 要望署名を提出したのは、計画に反対する「北泉通りの架橋・拡幅を考える会」「北泉橋を考える会」「松ヶ崎の住環境を考える会」の3団体。
 計画は、左京区総合庁舎(松ヶ崎)のアクセス向上のためとして、工事費8億円をかけて北泉通を拡幅し、高野川に幅12.5メートルの橋を設置するもの。3月の京都市都市計画審議会で都市計画決定されています。
 要望書では、計画の問題点について○高野川にかかる重要橋梁「松ヶ崎橋」の耐震補強を最優先すべき○交通量増大に対する交通安全対策が不十分○架橋により地権者の家屋が削られ、生活が成り立たなくなる○川沿いの桜並木6本以上が伐採され、景観が破壊される―ことの4点を上げています。
 「会」のメンバー・中尾正人さんは「計画を知らない住民が圧倒的。問題を山積したまま計画を進めるべきではない」と話しています。