議会報告懇談会 日本共産党京田辺市議団は21日、同市内で議会報告懇談会を開催し、約20人の市民が参加しました。塩貝建夫市議が6月定例市議会の内容や特徴について報告し、その後、参加者と懇談しました。
 懇談では、高齢者の医療や介護について切実な実態が次々出されました。「高齢者の医療費負担増について、後期高齢者医療制度の反対、中止をめざしてがんばったのは何だったのかと思う。介護保険料も11段階に分けられたといっても利用料が高すぎて保険料を払うと利用できない。貧乏人が損をするばかりの制度ではないか」という怒りの声が出されたほか、「私は90歳で、妻が入院しているが、いつ退院してもいいと言われている。しかしとても自宅では介護できないし、他の施設を2カ所紹介してもらったが満員ですぐには入所できない。どうしたらいいのか」という相談も出されました。
 また一部で報道されている「生活保護バッシング」について、参加者から「本当に腹立たしい。生活保護より低い賃金、年金の方が問題ではないのか。憲法25条の立場にたって、貧困の連鎖を断ち切ることこそ必要」という声や、「生活保護の申請について舞鶴市のような例はないか心配。京田辺市でも申請書は要求しないと市は出してこない。申請書は最初からテーブルの上に置いといてほしい」という要望も出されました。
 懇談を受けて、最後に司会をつとめた青木こうじろう市議が「日本共産党議員団は暮らしを守る市政をめざし、これからも全力でがんばります。同時に国民の暮らしを脅かす政治をおおもとから打ち破るためには、国政の場で日本共産党が大きく伸びることが不可欠。この間、衆院京都6区にかみじょう亮一、参院京都選挙区に倉林明子の予定候補も発表してきました。総選挙も参院選も1年以内にはたたかわれます。ぜひ日本共産党の前進へ力を貸してほしい」と訴えました。(A)