「原発と自然エネルギーを考えるトーク集会」が6月24日、右京区内で開かれ、51人が参加しました。「原発ツアー実行委員会」が呼びかけたもの。
 5人のパネラーによる報告提案と会場との討論形式で行われました。日本共産党の島田敬子府議、岩橋ちよみ京都市議が、原発ゼロめざす取り組みと、行政が「脱原発」を明確にしないことや「大飯原発」再稼働の問題点を報告しました。
 「もえぎ設計」の建築士からは省エネの住宅づくりと節電方法、地元自治会長の伊藤さんからは自宅で太陽光パネルなどの自然エネルギー対策で節電になったこと、「まつや電化」の社長からも節電方法などが報告されました。
 討論では「電力会社の宣伝がでたらめで正しい情報を宣伝すれば『原発ゼロ』が実現できる」ことや「『原発』を使わなくても自然エネルギーを積極的に活用すればやっていける」「小水力発電による地産地消で電力は賄えるのでは」などの意見が出され、「地元有栖川に小水力発電が設置できないか」他行政に対する要望も出されました。また震災後、原発ゼロの運動に関わり、積極的に自然エネルギーを活用しようと最近太陽光パネルを付けた人からは、設置して電力が作られる状況や使用状況がモニターでわかり楽しいなどの話も出されました。
 まとめでは、パネラーの報告や会場からの意見、討論されたことなどを生かして、「原発ゼロ」の運動を強めることと「自然エネルギー」で脱原発を実現させる方向になるよう努力し合うことを確認されました。(神谷光一)