京都統一メーデー 「働くものの団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」「消費税増税反対、TPP参加反対、なくせ原発、再稼働反対」などのスローガンを掲げ、第83回全京都統一メーデー大会が1日、京都市中京区の二条城前広場など府内12会場で開かれ、1万2300人が参加しました。
 8000人が集まった京都市の二条城前広場では、京都総評の岩橋祐治議長があいさつし、「民主党の野田内閣は消費税増税、TPP参加、原発再稼働など、国民生活破壊の大暴走を行っている。これでは、アメリカと財界・大企業の使い走りです。野田内閣を退陣させ、民主党政権を崩壊に追い込み、国民生活最優先の政治を実現していこう」と訴えました。
 来ひんあいさつした、日本共産党の穀田恵二衆院議員(衆院比例代表近畿ブロック・京都1区予定候補)は、民主党政権が自民・公明両党と密室協議で消費税増税や労働者派遣法の骨抜き「改正」、大型公共工事の復活など国民生活無視の悪政を行っていると批判し、「根底にあるアメリカ言いなり、大企業優先の政治を変えなければならない。解散総選挙を行い、消費税増税反対、原発再稼働反対など国民の思いを実現できる政治に変えよう」と訴えました。
 「バイバイ原発3・10京都」呼びかけ人の宗川吉汪さん(日本科学者会議京都支部事務局長)が、「3・11の事故で原発がいかに危険なものか明らかになりました。5月5日にすべての原発が止まります。こどもの日に、『原発ゼロ』をプレゼントし、原発再稼働を絶対に許さないたたかいを広げよう」と呼びかけました。
 消費税廃止各界連絡会の伊藤邦雄代表や新社会党京都府本部の駒井高之書記長らがあいさつし、不当解雇などでたたかう争議団の代表が決意を表明しました。
 参加者は京都市内を3コースに分かれてデモ行進。「原発再稼働許すな」「消費税大増税反対」などシュプレヒコールし、府民にアピールしました。