消費税大増税府民集会 消費税増税・税と社会保障の一体改革に反対する「4・22京都府民大集会」(同実行委員会主催)が22日、京都市東山区の円山公園音楽堂で開かれ、約2000人が参加しました。集会後に参加者は京都市役所まで増税反対を訴えるデモ行進を行いました。
 集会では、ジャーナリストの斎藤貴男氏が消費税増税問題について講演。「消費税増税は、庶民や弱者の命を奪う『悪魔の税制』。消費税は絶対に増税させてはいけない」と切り出した斎藤氏は、子どもからお年寄りまで負担がかけられ、負担を転嫁できない中小零細企業ほど経営が圧迫される仕組みであることを指摘。一方で輸出大企業は消費税分を還付される仕組みがあり、下請け業者に消費税を負担させながら、一部の大企業が1兆円以上の還付金を受けていることなどを解説し、「消費税はもっとも不公平で、財界のための税制。絶対に増税させてはならない」と訴えました。
 西陣織工業組合の村山洋介監事が連帯のあいさつを行い、「西陣の織物業者数が激減しています。西陣織にはたくさんの工程があり、そのたびに消費税がかかる。増税反対を急速に強める必要があります。消費税増税とTPP、原発問題の3つの問題でたたかう気持ちを表明したい」と語りました。コンシューマーズ京都の原強理事長も連帯のあいさつを行い、日本共産党京都府委員会の渡辺和俊委員長が消費税問題の情勢報告を行いました。消費税廃止京都各界連絡会の伊藤邦雄氏(京商連会長)と京都社保協の津田光夫議長が増税反対への主催者あいさつを行い、各団体からのリレートークも行われました。
 デモ行進では、「消費税の大増税に反対」「弱いものいじめの消費税増税は許せない」と声を上げ、通行人にアピールしました。