懇談会参加申し入れ 日本共産党の志位和夫委員長を招いて、日本と京都のくらしと経済について語る懇談会が4月7日に予定されています。同党京都府委員会(渡辺和俊委員長)は12日、府内の経済団体へ懇談会の参加申し入れを始めました。
 この日、京都経営者協会に申し入れした渡辺委員長は、同党が発表した「消費税大増税ストップ、社会保障充実、財政危機打開の提言」を紹介。民主党の掲げる「税と社会保障の一体改革」について、▽ムダづかいを続けながら消費税増税を掲げること▽社会保障の切り捨ても一体に打ち出していること▽消費税増税は日本経済をより悪化させ財政破たんをいっそうひどくすること─の3点の問題があると指摘。「政策を深めるため、ぜひご意見を」と述べました。
 対応した向井仲和美専務理事は、「今すぐの増税がよいのか迷う。大きい流れでどうするかは議論していくべき」と答えました。
 また現在の経済状況について、「以前のように企業が海外進出しても、中小企業や雇用全体に影響が波及しなくなっている」と指摘。「このままでは経済が崩壊する。国内マーケットで需要を高めるため、国内の雇用や経済をまわす産業を政府や経済界、国民がみんなで考えるべきだ」と語りました。