バイバイ原発宣伝 東日本大震災と福島第1原発事故から1年を迎える10日、京都市内で脱原発や、原発再稼動を許さないと訴える集会「バイバイ原発3・10きょうと」(同実行委員会主催)が行われます。日本共産党京都府委員会(渡辺和俊委員長)は2日、下京区の四条河原町交差点で市民に集会参加を呼びかけました。
 渡辺委員長は、2月で若狭湾のすべての原発が定期点検で停止したとのべ、「電力会社は原発を再稼働しなければエネルギー供給が持たないと言うが、現在原発がなくてもやっていけている。自然エネルギーへの転換を訴えていきましょう」と呼びかけました。
 また、先の京都市長選で中村和雄氏が「脱原発」を掲げてたたかい、当選した門川大作市長も「脱原発依存」と公約したことを紹介。「本当に公約を実行させるためにも、ぜひ集会にお越しください。声を上げて原発ゼロの実現まで訴え続けましょう。われわれ日本共産党もその一翼を担います」と訴えました。
 ビラを受け取り、「原発からの撤退を求める」署名に応じた学生(21)は、「地震大国の日本で安全性の解決をせずに原発を建ててきたことが問題だと思う。集会にも興味がある」と話していました。

 「バイバイ原発3・10きょうと」は10日正午から、東山区の円山公園一帯で行われます。メーン集会は14時から。集会後、デモ行進も行われます。