TPP反対学習決起集会 TPP(環太平洋経済連携協定)への参加を阻止しようと、「TPP反対学習決起集会」が26日、綾部市内で開かれ、80人が参加しました。同実行委員会の主催。
 農民運動全国連合会の笹渡義夫事務局長が講演。笹渡氏は、東日本大震災で棚上げされたTPP議論を野田政権が急に進めた昨年の経過を説明。「野田首相がオバマ米大統領からTPPが日米同盟の戦略的な課題だという圧力を受けて暴走が始まった。アメリカには『参加』とのべ、国民には『事前協議』と説明するなど、国際的に通用しない二枚舌で進めている」と批判しました。
 また、TPPについて▽食料自給率が13%に激減し、日本農業が壊滅▽国民皆医療保険制度を崩す▽官公需発注の外国企業への売り渡し▽食の安全の規制緩和▽政府・自治体の環境・安全規制に米企業の介入を許すISD条項―などの問題点があると指摘。
 国民世論で「情報提供が不十分」に84%が回答(朝日新聞)している状況を示し、「運動次第で阻止できる。さらに奮闘しよう」と呼びかけました。
 日本共産党の吉田早由美衆院京都5区代表があいさつし、「TPPや原発、消費税増税など、民主党は悪政を推進している。オール府北部で阻止するため、一緒に頑張りたい」と訴えました。