餅つき交流 京都府内最大の地域ユニオンである伏見ふれあいユニオンの定期総会と恒例の餅つき交流が26日行われ、約50人が参加しました。
 代表世話人の1人の香川裕一伏見地区労事務局長は、総会報告で「今回230人にして総会を迎えようと頑張ってきましたが、昨日までに299人になりました。総会直前に何人かの仲間に呼びかけて、1人が加盟して230人で総会を迎えることができました。最後まであきらめずみんなで頑張りました」と報告し、大きな感動の拍手で確認し合いました。
 京都総評の尾崎立治事務局次長は来賓挨拶で「従来型の産別の労働運動でなく、地域に根ざした地域ユニオンの運動は新しい労働運動の方向として重要」と強調し、「公務労働者への集中攻撃は、民間の労働者賃下げにも連動する悪循環を増幅する攻撃であり、官民分断、労組と国民分断の彼らの構図です。しかも大企業の膨大な内部留保がある中での賃金切り下げで、さらに消費税アップはさらなる追い打ちだ」と指摘。世論調査では消費税増税反対が過半数を超え、労働者の反撃と世論の高まりも強調しました。
 また脱原発の運動も大きく前進し、関電の原発も1基も稼働していない状況で、「バイバイ原発3・10きょうと」の円山集会を大きく成功させることが重要と述べました。
 伏見ふれあいユニオンの2011年の取り組みとして、ユニオン組合員の団体交渉、東日本震災救援物資搬送やボランティア、区内7カ所での東北物産展、原水禁運動、大学生向き就職ガイダンス、ピースキャンドルウォークや春闘・秋闘などの取り組みや産業、年齢、正規、非正規、組織、未組織などを超えた働く者の団結と交流をはかる月1回の「ふれいあいティータイム」、「ふれあいニュース」の毎月発行など、多種多様な取り組みを展開してきたことが報告されました。また映画500円補助制度やふれあいカード特典、伏見銘酒販売など、創意工夫の組合活動も報告されました。来年度は300人で総会を迎え、多種多様な地域に密着した取り組みなどに一層力点をおいた前進、3.11は東北物産展を伏見3カ所で開催、などを全員一致で確認しました。
 第2部餅つきと交流で、事務所前での餅をつき、通りがかりの人の注目の中、子どもや道行く青年や女性らに参加を呼びかけ、おろし餅・あんころ餅・黄粉餅・ワラビ餅などつくってにぎやかに交流しました。(仲野良典)