私たち商店街や商工団体など46団体が京都市議会に提出した「消費税の増税中止を求め
る」請願は、今月10日の経済総務委員会で、自民党、民主党、公明党、京都党などに反対され、採択されませんでした。
 民主党はムダを削ってからと言っていました。しかし、本当にムダを削れるのか、消費税増税を主張するなら自民党と同じじゃないのかという気持ちになります。
 北大路に大型店が出店して以降、商店街ではどんどんシャッターが閉じています。観光地も近くになく、地域の人も高齢化し、子どもも減る中で買い物客そのものが減っています。そのうえ、増税で消費が冷え込むのは、商店街にとって大変厳しいと思います。
 商店街は4つの学区がまたがっていますが、どこも子どもが少ない。商店の跡継ぎもいないので、店を閉める人は続くでしょう。
 消費税増税はできれば回避してほしい。京都市には地域の問題をどう解決するのか、商店街を含めてまちが発展するまちづくりのビジョンを示してほしいと思います。(「週刊しんぶん京都民報」2012年1月29日付掲載)