京都総評参加の各単組や各地区労は14、15の両日、市内一円で市政刷新を訴える行動を展開しました。伏見地区労は、大手筋商店街などでの宣伝活動や総会など多様な取り組みを展開しました。伏見地区労は12日に春闘共闘会議を結成し、中村和雄さんを京都市長に押し上げてこそ春闘そのものであると確認しました。この具体化のために地区労に未加盟の労組や労組有志にも呼びかけ、伏見労組連絡会を再開。さらに幅広く取り組むために名称も「伏見働く仲間の会」とし、告示前のラストサンデーの15日には、総会と事務所開き、宣伝を行い、神奈川・千葉・埼玉などからの仲間も参加して、40人を超える仲間がプラスター、ハンドマイクやチラシ配布など大勢の買い物客などへアピールしました。
 総会には京都総評の梶川憲事務局長が市長選挙をめぐる情勢と重点課題を提起。梶川氏は、中村さんが日弁連労働担当の中心的な役割を連合の労働訴訟でも多大な活動を展開し、連合内部でも支持する声や動きもある幅広い人柄について紹介しました。また、現市長が出したマニフェストや公開討論会で、職員減らしと統廃合だけを「実績」と述べたり、「公契約基本条例」についても中村さんの追及でまったく口先だけであると指摘。市外・海外企業の誘致を強力に推進する政策に対して、中村さんが京都に呼び込めば地元企業をつぶすことになると批判し、「中村さんが終始討論をリードしていた」と述べました。
 そして、現市政の継続は財政再建、溶融炉、保育介護医療などの福祉、地域経済問題などどれをとっても市民のいのちと暮らしをますます脅かすものであり、中村さんの提唱する公契約条例などの政策がいかに現実的で優れているかについて話しました。さらに、連合傘下の労働者を含めてもっと幅広い働く仲間に明らかにし訴え呼びかけることが当面最も重要であると強調。その勢いをつくるためにも18日の大集会を成功させようと呼びかけました。
 総会には、中村和雄市長候補から「一緒に京都を変え、京都から新しい日本をつくりましょう」とのメッセージが寄せられました。総会は同会の方針、役員と当面の行動提起を満場一致で確認。桜茶で勝利を誓う乾杯をし、各単組や有志が取り組みを報告、交流しました。(仲野良典)