20120107-08.jpg 正月7日は京の各家庭では七草粥を食べて今年1年疫病を除けて健康を願います。
 七草(七種)はセり、ナズナ、ゴギョウ(ははこぐさ)、ハコベラ、ホトケノザ、スズナとスズシロ(大根)で、地域や時代によって種の内容や料理法は少し違いますが、健康を願う心はいつの時代でも同じです。
 同時に正月の美食や飲酒から解斎(ゲサイ)、物忌(モノイミ)で飲食をつつしみ不浄をさけて体を浄めるという謂われもあります。北野天満宮、貴船神社、八坂神社などでは若菜祭で七草粥と供えて疫病除けを祈願する神事が営まれます。
 写真は伏見の御香宮で700食の七草粥接待の風景です。神社近くから毎年家族で訪れているという4人の子育て真っ最中の夫婦は「1歳と4歳と4月に小学校入学と小学4年生の子どもです。お粥を食べて元気に育ってほしいです」と笑顔で話し、小学4年生の女の子は「熱いけどおいしい」とフーフーと息を吹きかけて啜っていました。同神社の七草接待に訪れる人達は、年々若い人達が多くなっており、談笑しながらつどい、明るい雰囲気です。(仲野良典)
 「けふぞかしなづなはこべら芹つみて はやななくさのお物まゐらん(慈鎮)」