総評・秋の地域総行動 2011年京都総評「秋の地域総行動」日の24日、総評参加の各地区労・協は地域との連帯行動を展開しました。伏見地区労では早朝と夕刻に京阪・近鉄・地下鉄の伏見の主要駅で総評作製の「京都から脱原発」「京都から地域経済循環」のチラシを加盟各単組が分担して配布しました。
 正午からは伏見の2カ所でパレードし、大手筋を通過する伏見コースでは34人の各単組の組合員が参加し「大幅賃上げを勝ち取ろう」「人間らしく働くルールを確立しよう」や「TPP交渉参加反対」「税と社会保障の一体改革反対」「高すぎる国保料を引き下げよう」など30項目の要求やスローガンを元気よくシュプレヒコールしました。沿道からは手を振る人や聴き入る人などもありました。パレ-ド終了後、地区労の香川裕一事務局長が「商店街をまわり、地域に深く結びついた運動を発展させよう」とまとめのあいさつをしました。
 午後は伏見、宇治・城陽・久世、綴喜、相楽の4地区労協共同で京都南労働監督署に要求申し入れと懇談を行いました。総評や地区労の労動相談などへ労働者から日々寄せられている、長時間労働、過酷なノルマ、パワハラなどの実態やパート労働者の悲惨な状況などが訴えられました。労基署からは、南管内で介護や接客関係の労働者の労働災害が昨年比20%も増加し、長時間労働のメンタルも大幅に増えている実態とこれへの指導を強めていることや、南部全てがエリアでとても労基署の現員では目が行き届かない実情も述べられました。地区労側から「労基署などの職員を増やしていくよう強く要請してほしい」と述べると、監督署側も同意を示しました。
 また、地区労メンバーらは同時刻に伏見ハローワークを訪れる人たちや大勢の買い物客でにぎわう大手筋商店街でティッシュ付チラシを配布しました。夕刻からは脱原発の街頭演説、署名や対話行動を展開。署名した女性は「京都は福井の原発から近いので怖いですね。やっぱり署名させてもらいます」、年輩の男性は「原発はすべて廃止しなければあかん」と言って署名しました。
日没後は恒例の、未だ地区労に加盟していない龍谷大学教職員組合を訪問。龍大の新執行部へあいさつするとともに、この秋に龍大教組との共催で大きく成功した学生向けの「就職に関するガイダンス」について、来年の課題などについて話し合いました。夜は総評など構成する「2011年秋の府市民総行動実行委員会」主催の「いのちと暮らし、雇用と営業を守る 11秋の府民総行動」に合流しました。(仲野良典)