京都農協(中川泰宏会長、元衆院議員)は15日、京都農協労働組合の石岡則弘委員長を解雇しました。京都農協と同労組は組合つぶしの不当労働行為問題で係争中で、同労組が加盟する京都府農協労連は「労働組合の壊滅を狙った不当な解雇で、断固抗議する。解雇撤回せよ」と訴えています。
 京都農協は、同労組との団体交渉拒否、中川会長を中心にした組合員攻撃・脱退強要など組合つぶしを強行。同労組は、不当労働行為の救済申し立てを行い、京都府労働委員会、中央労働委員会、東京地裁、東京高裁(17日判決)などで4度争い、すべて組合側が勝利しています。
 京都府農協労連の西山良男会長は、不当解雇問題について談話を発表。「この不当解雇は、東京高裁判決を前に、京都農協会長中川泰宏氏が中心となった労働組合つぶしとたたかう労組委員長を職場から排除することを狙った卑劣な攻撃。石岡委員長への不当な処分を即刻撤回することを求める」としています。