京都市の国保料を告発するシンポジウム 「医療と国保をよくする京都府・市民の会」は10日、京都市中京区のハートピア京都で、高すぎる京都市の国保料を告発するシンポジウムを行い約70人が参加しました。
 同会の西村英弥代表はあいさつで、「『国保料は高い、高すぎる』という声があらゆるところであがっている。国保料引き下げ、保険証の取り上げやめよ、という運動を大きく広げよう」とあいさつしました。
 京都市職労の南博之書記次長が、「民主市政の会」が行った市民アンケートで、「保険料が高くて困っている。食費を削って、衣類は買わず限界を超えた切り詰めをやっている」「生活苦で滞納したのに、生命保険が差し押さえられた」など、高すぎる国保料に関して多くの声が寄せられていることを紹介しました。
 日本共産党の蔵田共子京都市議が、国保にかかわる市の問題点や同党市議団の論戦などを紹介。国保料が高すぎて払えない市民に対し、市は差し押さえを急増させ、徴収を強化している実態を示し、「所得割基礎額が200万円以下の世帯が9割と市民の暮らしは本当に大変。生活が苦しい市民から徴収を強化することは許されない。福祉を切り捨てる市政を切り替え、市民の命を守る立場にたった市政に変えよう」と訴えました。
 参加者から「分割納付しているのに保険を差し押さえされた」「年金生活や所得が低い市民からこんなに高い国保料をとるのはおかしい」などの発言がありました。
 京都市長選挙に立候補を表明している中村和雄弁護士の「必ず勝利し、格差と貧困を刷新したい」というメッセージが紹介されました。