23日投開票でたたかわれた亀岡市長選の結果について、「市民本位の明るい民主市政をつくる会」は24日、声明を発表しました。全文は次の通り。

亀岡市長選挙の結果について

  1.  10月23日投開票された亀岡市長選挙で、市民本位の明るい民主市政をつくる会(「民主市政の会」)推せんの松野よしひで氏は5,676票(得票率21.63%)を獲得しましたが及びませんでした。「民主市政の会」は、ご支援をお寄せいただいた皆様に心からのお礼を申しあげます。そして、「民主市政の会」の要請にこたえて、選挙戦をたたかい健闘された松野よしひで氏とご家族・関係者の皆様に深く感謝いたします。
  2.  今回の市長選挙において、松野よしひで候補と「民主市政の会」は、4年間で7億6千万円もの負担増を市民に押しつける市政、失政の責任を不問に付したまま負担だけを押しつけ、10億7,800万円(実勢価格の90倍)の土地買い戻しを強行するような市政、市民の不安の声とは逆さまに、「現在の電力事情では廃止は困難」と原発撤退に背をむける市政の“一変”を訴えました。そして、国保料値下げなど、みんな笑顔の亀岡、住宅リフォーム助成創設など、地域に活気のある亀岡、市役所を市民のお役に立つところに、原発ゼロ・自然エネルギー推進を政策の柱にかかげて選挙戦をたたかいました。
     こうした訴えは、市民のみなさんの願い・思いとかみ合ったものでした。「いっぺん変えなあきません」「高い国保料・介護保険料・上下水道料を何とかしてほしい」「原発、将来が心配。民主党政権になって自民党の時より不安を感じます」等、多くの期待と激励の声を寄せていただきました。選挙戦に勝利することはできませんでしたが、かかげた政策は、市民の皆様方の願いと合致したものであり、「民主市政の会」は、その実現にむけて、市民のみなさんと協力してとりくんでいきます。
  3.  今回の市長選挙は、投票率が35.89%に後退しました。この低投票率には、「現市政に対する関心の低さ、あるいは批判」が指摘されています(10/24「京都」)。「民主市政の会」は、前回39.25%の投票率アップ、得票を大幅に伸ばして勝利をめざしてきただけに、今回の一層の投票率の後退はほんとうに残念です。自らの運動と力で政治の風・選挙の風を起こしていく自力が不足していました。候補者擁立が9月下旬と遅れたことなども影響しました。
  4.  今回の市長選挙に向けてとりくんできた「市民要求アンケート」には1,266通ものご回答をいただきました。あらためてご協力に厚く感謝いたします。ご回答は、すべてしっかり読ませていただき、今回の選挙戦の政策づくりに生かさせていただきましたが、このお一人お一人のみなさんの声を大切にし、今後とも対市要求運動に生かしていきます。