第55回北区母親大会が18日、京都市北区内で開かれ75人が参加しました。
 今、売れっ子の講師・市川章人さんが、「原発と放射能の性格な理解のために」をテーマに講演しました。
 市川さんは、学校教育にも堂々と原発の「安全神話」が持ちこまれ、私達は長らく安全神話の呪縛をかけられてきたと指摘。そこへ3月11日の福島第一原発の大事故がおき、「長年、安全をないがしろにしてきた経過をみれば、起こるべくして起こった人災といえる」と強調しました。
 そして市川さんは、「原発と放射能の本質を知り、学習運動をもっと広げ、放射能から国民、特に子供を守る大運動をおこそう」と呼びかけました。
 参加者は市川さんの話にぐいぐいと引きこまれ、「原発ゼロ」へあらゆる取り組みを」の訴えは大きな共感を呼びました。
 参加者による意見交流では「女性、母親がなにか行動を起こそう」、「まず行政に小学校に放射線量の測定器を置くよう要求しよう」、「市や府に要望書を出そう」、「国や自治体を動かし、汚染対策の取り組みを求めよう」などの意見が出され、実りの多い集会になりました。(植野)