最賃生活 最低賃金の時給1000円以上の実現目指す「げんなり最賃伝説」のスタート集会が28日、京都市中京区で開かれ、23人が集まりました。
 京都府の最低賃金(時給749円、月13万176円)の収入枠内で1カ月間生活するもの。京都総評青年部が毎年6月に実施し、今年は8回目です。今回は府内51人とともに、初めて大阪労連青年部からも34人が挑戦します。
 全国一般京都地本の山縣哲也書記長を講師とする学習会が行われ、山縣書記長は東日本大震災の復興を目的にした国家公務員の賃金引下げや消費税増税が狙われている下で、政府は震災を口実に最賃引き上げに応じない可能性があると指摘。「現在の最賃でも憲法25条で保障された『健康で文化的な最低限度の生活』を送るには不十分。リアルな体験を伝えて、全国一律の時給1000円以上を目指そう」と訴えました。
 初参加という同青年部常任委員の鮫島雄彦さん(26)が決意表明し、「この6月に震災ボランティアとして東北に行く予定です。体調管理に気をつけて一緒にがんばっていきましょう」と呼びかけました。
 生活体験の様子はブログで見ることができます。「ソコアゲproject~げんなり最賃伝説~」。