避難家族のための困りごと相談会 東日本大震災で被災し、京都市の山科市営住宅(山科区)へ入居してきた避難家族のための「困りごと相談会」が2日、同住宅の集会所で開かれました。主催したのは、同区の西野学区社会福祉協議会(山内寛会長)です。
 同住宅には、市の無償提供で被災者37世帯(3日現在)が入居しています。相談会は3月26日から、毎土曜日開催。同協議会が作成した、病院と最寄りのバス停の時刻表を掲載したチラシ、区内の地図などを渡しています。
 第2回目となる2日には、被災者家族8世帯、約20人が訪れました。同協議会の要請で、地元西野小学校の教頭が転入学や就学援助の手続きなどを説明しました。
 熱心に説明を聞いていた男性(42)は、福島第1原発の20キロ圏内にある福島県南相馬市から、妻と小学3年、5歳の子どもの家族4人で避難してきました。「先生から直接説明が聞けて安心しました。助かります」と、ほっとした様子で語りました。
 相談会は9、16の両日も、同集会所で午後1時~4時まで開催されます。