京都教職員組合は5日、京都市左京区で第73回定期大会を開き○国の責任による30人学級と教職員定数増へ共同の取り組みの強化○憲法と子どもの権利条約に立脚した民主教育の推進○4月のいっせい地方選挙での住民が主人公の地方政治の前進―など5つを柱にした11年度方針を採択し、新役員を選出しました。
 藤本雅英委員長は、政府が公立高校授業料の無償化の実施や今年度から31年ぶりに公立小学校1年生の学級編成を40人から35人に改善をはかり、京都でも公立夜間高校定時制定員が39年ぶりに増員なったことにふれ、「前進の背景に、府民、国民の運動と世論がある」と指摘。その上で「貧困と格差から子どもを守り、父母、教職員の切実な願いを実現する取り組みをいっそう強く大きくしよう」と呼びかけました。
 日本共産党の山内佳子府議が来ひんとしてあいさつしました。
 大会で選出された役員は次の通りです(敬称略)。
 ○委員長=藤本雅英(再)○副委員長=原田久(再)、中野宏之(新)○書記長=河口隆洋(再)。